BeagleBoneにLinuxをインストールする

使ってなかったBeagleBone Blackが家にあったので、新しいLinuxをインストールしてみました。 ここでは公式サイトで推奨されているDebianをインストールします。

環境

  • OSX: 作業環境
  • BeagleBone Black (Rev.C)
  • MicroSDカード

Linuxイメージの入ったSDカードを作成する

EtcherというElectron製のツールを使って、SDカードにLinuxイメージを書き込みます。

  1. OSイメージをBeagleBoardのサイトからダウンロードします。

  2. Etcherをインストールします。

    brew cask install etcher

    Etcher: Electron製のフラッシュ書き込みツール

  3. MicroSDカードをMacにマウントします。

  4. Etcherを起動します。

    f:id:slowquery:20180203233733p:plain

  5. Flashをクリックして、OSイメージをMicroSDカードに書き込みます。

BeagleBoneをMicroSDカードのLinuxから起動する

  1. BeagleBoard電源ケーブル(5Vアダプタ or USB)を抜いておきます。

  2. OSイメージの書き込まれたMicroSDカードをBeagleBoneのMicroSDカードコネクタに差し込みます。

  3. BeagleBone BlackのMicroSDコネクタ近くの"USER/BOOTボタン"を押しながら、電源ケーブルを接続します。

    f:id:slowquery:20180121164723j:plain

  4. OSXにBeagleBoneがマウントされていることを確認します。

  5. ブラウザで http://192.168.6.2にアクセスしてBeagleBoneの説明ページが出ることを確認します。

LinuxイメージをeMMCに書き込む

BeagleBoneにはeMMS(Embedded Multi Media Card)というフラッシュメモリが内蔵されています。SDカードなしで起動できるようにするため、イメージをBeagleBone BlackのeMMCに書き込みます。

  1. Debianにログインします。

    ssh debian@192.168.6.2 //パスワードはtemppwd

  2. Debianのバージョンが最新版であることを確認します。

    cat /etc/dogtag BeagleBoard.org Debian Image 2017-10-10

  3. /boot/uEnv.txtを以下のように修正して保存します。

    ##enable BBB: eMMC Flasher: cmdline=init=/opt/scripts/tools/eMMC/init-eMMC-flasher-v3.sh

  4. (任意)LANケーブルを接続してインターネットに接続して以下のコマンドで書き込みスクリプトをアップデートします。

    cd /opt/scripts/ git pull

  5. SDカードを抜かずに再起動して終了します。

    sudo reboot sudo shutdown -h now

eMMCから起動する

  1. SDカードを抜いて起動してログインします。

    ssh debian@192.168.6.2 //パスワードはtemppwd

  2. 最新であることを確認でします。

    cat /etc/dogtag BeagleBoard.org Debian Image 2017-10-10

以上で完了です。